琥珀二重四

職歴多種多様の「琥珀」が自らの視点で考えをだらだらとつづっています。何か一つでも心に「すとん」と落ちるものがあれば幸いです。皆様にさらなる幸せが訪れること心より願っています。       琥珀二重四

Green Fingers

 

 

祖母は素敵なガーデンを持っていた。

 

と書くとすごいおしゃれな感じがするが、

家の屋上に鉢をランダムに並べ

その横では洗濯物がはためいているという

見た目は度外視でただただ実用主義

 

祖母は植物を育てるのが上手で

屋上はいつもみどりあふれていた。

 

私は植物を枯らしてしまう名人だった。

水のやりすぎ。

 

「水をくれ」と植物から言われない限りは

水をあげないようにしていたら

枯れなくなった。

 

「幸福の木」は2年に一度花を咲かせてくれた。

 

2鉢のうち一つだけ。

偶然にも雄木と雌木だったのか。

花はとてもいい香りを部屋中にただよわせてくれていた。

 

「花」が咲くと「鼻」がぐずぐずしはじめ

くしゃみが止まらない。

 

体質的に合わない。

 

お花が咲くと「ごめんね」といってチョキン。

かわいそうかもしれないが、

どうしても共存できないので仕方なく。

 

ずっと一緒にいられるとおもったが、

引っ越しの際に手放さざるを得なくなった。

 

1度目の引っ越しは自分で運んだ。

2度目の引っ越しでお別れした。

 

引っ越し屋さんも運べるものと運べないものがある。

 

最近エアプランツを見つけた。

居心地のよい環境を作れるかどうか。

 

Green Fingersは園芸に関する才能があること。

 

あるかどうかはわからないが

一緒にいてよかったと思ってもらえたらうれしい。